湊さんの体験談
浪人生の僕は、その日も夜遅くまで勉強していました。
ようやく英語長文の過去問を終えて、大きく伸びをします。
「……ふぅ。今日もよく頑張ったな俺」
予備校もない一日でしたが、少しサボり気味だった数日分の遅れを取り戻せました。
買い置きの缶コーヒーでも飲んで、一区切りつけて別の教科に取りかかろうと思いました。
そう思って階下へ向かおうとしたときです。
何かがチカチカと光り、それが廊下の壁に映ったのです。
「……は?」
振り返ると光の出所は、どう聞いても妹の詩(うた)の部屋でした。
詩は僕の二つ年下です。
普段はおとなしいのですが、推しのアイドルグループの話になると人格が変わります。
名前はルナティック何とかという五人組の男子グループです。僕はその手の話題にまったく疎いので、誰がいるのかも知りません。ですが妹の口からは、日々「尊い」「沸いた」「供給」など、未知の単語が飛び交っていました。
さっきの音も、まさかその推し関係なのでしょうか。
「いや、でも夜中の一時だぞ……何やってんだアイツ」
僕は静かに妹の部屋の前に立ちました。
ドアの隙間から、かすかに光が漏れています。
しかも妙にカラフル。赤、青、ピンク……ライブ会場で使うライトみたいです。
僕はなんとなく察しました。
妹は自分の部屋で、アイドルグループのライブ映像でも見ながらライトを振って盛り上がっているのでしょう。
曲などが聞こえないのはヘッドセットもしているからだと思われました。以前に妹がそれを装着しながらご飯を食べて、母親に注意されていたことがあったのです。
こっちは夜遅くまで勉強しているのに……そう思うと妹が盛り上がっているところに水を差してやろうかという気分になりました。
ただ、最近あまり会話のない妹がどんな顔で部屋で盛り上がっているのかを少し見てみたい気持ちもあります。
僕はそっと妹の部屋のドアの隙間から中を覗き見ることにしました。
「気づかれませんように……」
そっと中の様子を伺います。
(えっ!)
思わず声を上げそうになりました。
部屋の電気こそ暗いのですが、床に落ちたペンライトが転がりながら外に向かって光を放っていました。漏れてきた光はこれでした。
そして部屋の中では……
「あっ、ふあああっ♡! あんっ♡」

ベッドの上で下着姿になってオナニー中の妹の姿がありました。
「んっ、んんっ♡ ルーク様ァァっ♡♡! 今日も、銀河一かっこいい♡♡ あ、あふっ♡」
パンツの中に手を突っ込み、おま○こをぐりぐりといじくっています。口に出している名前が、推しのアイドルなのでしょう。どういう設定なのか……?
おま○こが濡れてきているためでしょうか、妹の指が動くたびにくちゅん、くちゅんと水音がするのがエロチックです。
白い下着の股間部分から、黒いものが透けて見えました。もしかして、陰毛でしょうか。湿った布地がその下の危険地帯を映し出してしまっているのです。
「だめ、だめ、だよぉっ、ああ、あぁあんっ♡♡ きもちよく、なっちゃうからぁっ♡」
そのアイドルとヤる想像でもしているみたいです。妹は目を閉じて一心不乱に指を動かし続けています。その動きが振動につながっているのか、床に転がったペンライトが明滅を繰り返しているのが不思議な感じでした。
ダメです……妹の身体とエッチな喘ぎ声を聞きながら、僕は自分が勃起してきているのに気がつきました。
その間にも妹は絶頂寸前です。
「もう、あ、あっ♡ いっ、イク、いくうっ♡♡!!!」
妹がビクンッと震え、パンツの中心部分に染みが広がったのが見えました。潮を吹いたのでしょう。両方の爪先をピーンと伸ばし、全身でオーガズムを感じたみたいです。
「あぁあ~っ♡ はぁぁ、ルーク、さまぁっ♡♡ ふあ、あふうぅっ♡」
気持ちよさそうな声を上げる妹。僕ももう辛抱できなくなっていました。自室に戻って、一刻も早く抜きたい気持ちです。
ところがまだ妹の指が動いていたのです。
「ふああぁ、ふああああっ♡ でる、出ますっ、ごめんなさい、でますっ♡♡ でちゃうっ♡」
おま○こに指をまた入れながら、出る出ると連呼した妹。
そしてぷるぷると震えだしたかと思うと、股間から今度こそ溢れ出てくるものがありました。
「んふううっ♡ ああっ、んんんぅっ……♡♡!」
シャアアアアッ……!
黄色がかった水流が部屋の床に勢いよく流れ出しました。

(お、お漏らししてる……!)
これにはさすがに僕も驚きました。下着も床も黄色く染まっていきます。
女性の放尿姿など見たことのなかった僕ですが、まさか自分の妹のそれを見られるなんて。この気持ちをどう表現したらいいのかわかりません。
僕はそっとドアの前から離れて、静かに自分の部屋に戻りました。
もう今夜の勉強はやめです。
その代わりにオナニーしたら、考えられないぐらいの量が出てしまいました。
次の日に妹と顔を合わせても、まさか昨晩何をしていたのかなんて聞けませんでした。
僕はこの先、どのように雑念を振り払えばいいのでしょうか……今日も悩みながら、勉強しています。



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