亮さん(21歳)の体験談
付き合って数ヶ月になる大学生の彼女が麗子という名前なんですが、その子とデートしていたときの話です。
秋の頃でした。夏が終わって少し肌寒くなってきたかなとは思っていました。
車を駐車場に停め、駅周辺をぶらぶらと歩いて、雑貨屋に入って買い物したりしていました。
昼食をとって、腹ごなしに少し歩いていたところで駅近くの公園があったので立ち寄りました。
「今日はそんなに人いないね。休みなのに」
「ちょっと寒いからかな? 夏ぐらいは子どももいっぱいだったと思うぞ」
彼女と話をしながらぶらぶらと歩きます。人の姿はまばらです。
数人の子どもが走り回ったり、遊具で遊んだりしてはいましたが、活気はそれほどない状態でした。
自分たちのようなカップルもちらほらと見かけました。
スマホをいじりながら歩いている若者や、どこかへ急いで歩いて行く女性などもいて、街の一つの風景を作り出していました。
「ブランコ空いてるよ、乗る?」
「えー、亮が先に乗ってみてよ」
ブランコが設置されていました。子どもたちが別の場所で遊んでいて、誰も使っていません。
少し恥ずかしいですが、周りにいた人たちと少し距離がありました。今なら乗れると思って僕はブランコに乗ってみました。
「いえーい、どうだ、昔から得意だったんでね」
座ったままグイグイとこぎ、途中から立ってみました。勢いよくこいだブランコは地面から平行近くまで上がります。
「うわ……すご」
麗子も驚いたように僕のこぎ具合を見ていました。
「ふう、麗子もちょっとやってみてよ」
「え……恥ずかしいよ、あたしスカートだし」
「いいじゃん。誰も見てないから」
強引に彼女をブランコに座らせます。観念したようにゆっくりとこぎ始めました。
「うう、風が当たって寒いし……」
ぶつくさ言いながらも麗子はこいでくれています。スカートの下は生足でしたから、ちょっと太ももが露わになったりしてドキッとしました。
もうちょっとスカートがめくれたらと思うと、周りに誰かいないかを確認せずにいられませんでした。
「あは、結構、楽しいね」
こぎながら麗子は笑顔を見せます。
僕も気分が乗ってきて、麗子のこぐブランコの後ろに回りました。
「押してやるよ」
そして彼女の背中を押してやります。ブランコが勢いよく上がります。
「えっ、いやっ、ちょっと」
一気にブランコの高さが上がり、麗子は慌てたようです。
それでも座ったままだし、落ちたりすることはないだろうと思って僕は背中を押して勢いを付け続けます。
「やめてっ! もう、ちょっと、おねがいっ!」
麗子は慌てたような様子です。しばしば後ろの方を見て僕に止めるように懇願してきました。
「ねえちょっと! 本当に! だめだからっ!」
一緒にいるときも割と落ち着いた雰囲気の麗子が必死なのが面白く、僕は手を止めませんでした。
ですが麗子は足を地面に付けて踏ん張って止めようとします。
「ちょっと、おねがい、もう……あっ……」
身体を張り始めた麗子の姿を見て、さすがにやり過ぎたかと思いました。
僕はブランコの後ろからどいて横から麗子に謝ろうと思ったのですが、彼女はうつむき加減に震えていました。

「ごめん、やりすぎた」
「もう遅いよ……」
麗子の恨みがましい声が聞こえました。
そして僕は気づきました。麗子が座っていたブランコから、水が垂れ落ちていることに。
「う、ううっ……」
泣きそうな声の彼女。ブランコをこいでいるうちに、漏らしてしまったのです。
スカートの前の方がおしっこの染みで濡れています。そしておそらくお尻の方も……
「だ、大丈夫?」
「もういい」
冷たく言い放ち、麗子は公衆トイレの方へ歩いて行きました。
僕はなんとなく後ろを追いかけましたが、女子トイレに入っていった彼女を見つめることしかできません。
その日は、スカートを濡らした彼女を車に乗せて家まで送り届けました。
夜に別れたいというLINEが来て、僕は受け入れるしかありませんでした。
今は反省しています。



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