健太郎さん(男性)のおしっこにまつわるエッチな体験談
夏の日の会社帰り、いつものように混雑したバスに乗り込んだ。
疲れた顔の学生が数人乗っていた。いつもそれほど混雑していないバスだ。席も空いていて座ることは簡単だった。
「ふー、疲れたぞ」
私は大体いつも座っている座席に腰を下ろし、窓の外に流れる景色をぼんやりと眺めていた。
バス内は冷房がかなり効いている。乗客が少ないわりにかなり効きが良く、ひんやりと寒くなるほどだった。運転手が暑がりなのかもしれない。
次の停留所でバスが止まると、乗り込んできたのは一人の女の子だった。年の頃は高校生くらいだろうか。
小柄で、ふんわりとした髪の毛が肩にかかっている。その髪は光に当たってキラキラと輝き、まるで絹糸のようだった。
彼女は運転手に軽く会釈し、静かにバスの奥へと進んでいく。そしてバスの真ん中の方の座席に座った。
私は彼女の斜め後ろの席である。彼女を眺めるのにはなかなかいい位置だった。
乗ってきたときに顔を見たがかなりの可愛さで、スカートも短い。これは目の保養になりそうだと考え、ついつい彼女の方に視線を向けてしまう。きれいな首筋でも見ていようか。
目が合ったが、彼女はすぐにそらした。残念ではあるが私は別のことも考えていた。
「なんか、苦しそうだな」
一目見て少しおかしいなと思った。周囲を警戒するようなその眼つき。
かわいい外見だから男からの視線も浴びては来ているはずだろう。ただそれを嫌悪するのとはまた違う、切羽詰まったような雰囲気があった。
あまり気取られないようにこっそりと彼女を見る。
時折背中をぶるぶると震わせている。やはりバスの中が寒いのだろうか。
「んっ、うんっ……♡!」
独り言が出ている。ほかの客もあまりいないため、彼女に注意を払っているのは私だけのようだ。
苦しいのだろうか。ただ、声をかけて不審者扱いされてもまずい。
「う、ううっ、あ……♡」
なぜか彼女は立って、バスの中を徘徊し始めた。私の横を通って後ろのほうまで行き、また先ほどまで座っていた座席へと戻る。時折、倒れないように柱や手すりにつかまったりもしている。
「……」
運転手もミラーで彼女の動きを見ているのだとは思うが、特に注意するでもなかった。
「あ、やっぱり……♡ あ、んんっ!」
座席の陰に隠れるようにして、女の子はスカートをまくり上げた。きれいな脚や太ももが見放題になって私は思わず興奮するが、もっとすごいものが待っていた。
「あっ、だめっ……♡ もうっ……!」
女の子がビクッ、ビクッと2回震えた。
そしてその股間から、黄色い水がたらりと垂れてきている。
(おもらししてる……)
私は何が起きたのかを把握できた。彼女のあの苦しそうな表情は尿意を我慢していたのだ。
「ひあっ、ああっ……♡」
少しの間おしっこを漏らし続けた後で、自前のハンカチでそれを拭きとる女の子。乗客が少ないのが幸いしたか、彼女の粗相を見ていたものは私しかいないようだった。いや、運転手は見ていたのかもしれないが、何も言わない。役得だとでも思っているのかもしれない。
次の停留所に近づくと、立ったままの彼女は急いでボタンを押した。
彼女が降りるのだとわかった瞬間、私は急に寂しさを感じた。
彼女のおもらしに気づいたのは乗客で私だけであろう。
もっと話をしてみたかった。もっと彼女のことを知りたかった。
「あっ……」
バスが停まると、彼女はすごい速さで降りていった。
私はその背中を見送ることしかできなかったが、その瞬間を忘れることはなかった。彼女のあの尿意をこらえて苦しむ顔は、私の心に深く刻まれた。
その日から、私は毎朝同じバスに乗ることが楽しみになった。いつかまた、あのかわいい女の子と再会できる日を夢見て。
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