忍者の曲山忍花(まがりやま・しのはな)を見事に討ち果たしてトイレに駆け込んでいったカオリが小走りで戻ってきた。
勝者の凱旋を待っていた客が歓声を上げてカオリを迎える。通算2勝目だが連敗ストップの1勝でもあった。
「やったねカオリ、すごい蹴りだったじゃん」
リング脇でハラハラしながら見守っていたミリアが近寄る。もうすぐ彼女自身の試合のはずだが、親友の勝利が嬉しくて仕方ないようだ。勝ったカオリよりもニコニコしていると言えるかもしれない。
「ありがとう、昨日いろいろ相手の出方を予想しておいてよかった。事前情報がなかったら負けてたかもしれない」
頷きながら言うカオリにミリアが抱きついてくる。そして再び熱烈なキスが始まった。カオリも徐々に汗が引き、頬のほてりもなくなってきていたがミリアとのキスで再び顔が赤みを帯びてきた。
「んっ、うんっ、んんん……♡」
観客が静まりかえり、カメラは仲睦まじい2人の姿を捉えてモニターに投影する。ピチャピチャと舌を絡ませる水音すらも拾われていた。
「うう……仲がよくてうらやましいでござるっ……拙者も、拙者もぉ……♡」
リングの上から声が聞こえた。敗れたくノ一である忍花がまだリングに残っていたのだ。もっとも彼女が盛大に吹き散らかしたおしっこは早々とスタッフによって掃除はされていたのだが、疲れが出たのか本人だけがリングの上にへたり込んでいたのだった。
そして肝心なのは彼女がおしっこにまみれた服を脱いで全裸だったと言うことである。客はカオリが戻ってくる前はヌード姿でリング上に座り込む忍花を見て目の保養としていた。
「う、うう……うぅ、あ、あっ……♡!」
カオリたちの熱烈なキスを見たことがきっかけであろうか、なんと忍花はその場で自らの股間に指を突っ込み始めた。そしてゆっくりと動かしていく。負けたショックもあるだろうが、勝者側が恋人同士でいちゃついているのが本当にうらやましくなったのかもしれない。
「ふう、ふああぁっ! あ、ああっ、ここ、ここがいいのでござるぅっ……♡ うんんっ♡♡」
中指を膣奥に入れて自らを慰める手つきはまだぎこちない。あまりオナニーに慣れていないことがうかがわれた。
それでも空いた指で陰唇を上から下へとなぞっていく。そして奥に差し入れた中指がGスポット付近をこすったのか、忍花の背中がビクンッと跳ねた。
「あうううっ!! あ、あああっ♡♡♡!! あひゅっ!!!」

ビクビクウウッ!!
忍花が全身を大きく震わせ、その股間からは盛大に潮が吹かれた。掃除されたばかりのリングに水滴が飛び散る。
「きもちいきもちい、あ、あひゃあっ、ふぇぁああ~~♡♡」
イッた直後だがとろけるような顔で再び股間を触り続ける忍花。これではきりがない。すでにキスを中断していたカオリたちも、明らかに精神の均衡を崩している忍花を心配そうに見ている。
「ねえねえ、そろそろいい加減にしてよね」
声がした。そして何者かがリングに上がり、自慰中の忍花の首根っこをつかんで引っ張り上げた。片手で成人女性を引っ張り上げるその力に会場がどよめく。
現れたのは、ミリアの対戦相手である女子プロレスラー、頼則セシル(よりのり・せしる)であった。
「あなたの出番は終わったんだから、あとは自分の部屋でやってよ」
片手で忍花をつかんだままジャンプしてリングを降りたセシル。かなりの運動神経だ。所属する女子プロレス団体のスタッフらしい男性からシャツを受け取った彼女はそれを乱暴に忍花に着させる。座り込んだ忍花はされるがままになっているが、顔は先ほどと同じくアヘ顔のままだ。

「あふっ、あ、んっ、でるっ……♡」
プシャアアアッ♡
先ほどかなりの量のお漏らしをしていた忍花だが、リングの下でまたも失禁してしまった。
「ああっ、また漏らしたのっ……! もう、ごめんだけどこの子控え室に連れて行ってくれる?」
邪魔な存在をどかしたつもりがおしっこの巻き添えになってしまったセシル。それでも会場スタッフに忍花の世話を任せる面倒見の良さがあるようだ。掃除したリングに股おしっこを巻かれなくてよかったと安堵したスタッフも多いことだろう。
忍花は立たされ、股間から黄色いしずくをポタポタと垂らしながら歩いて控え室の方へ消えていった。
「大丈夫かな、あの子……」
ミリアがカオリの方を見て言う。
敗北と観客の前での失禁によって精神的にやられてしまう子も少なからず出るのがこの「女子格闘おしっこ我慢キャットファイトリング」なのである。参加してから負け続けのミリアや連敗中だったカオリは、おかしな話ではあるが負けに慣れつつあって、今更負けて放尿を晒したぐらいではダメージを受けなくなっていた。
「負けた子のことを心配してていいの? 次は、あなたの番だよ」
リングの上からミリアに話しかけてくる声があった。いつのまにかリング上に戻っていたセシルである。ロープにもたれるようにして、挑発的にミリアの方を見下ろす。
「面白いじゃない……あんたもおしっこまみれにしてやるからね」
小学生の喧嘩のような舌戦が繰り広げられそうだったが、いよいよミリアの戦いが始まる。



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