「どうだ? 身代金は取れそうか? 本当に払う気があるのかねえ?」
「おいおい、誘拐したのは良家のお嬢様だぞ? 何が何でも金を工面するはずさ」
男たちが洞窟の入口で話している。
この地方のある貴族の家からさらってきた少女。
仲間がその貴族から金をせしめるために動いている。
「ね、ねえ、縄を、解いてよっ! お願いだからっ!」
少女が悲痛な叫び声を上げる。
「あん? 何言ってんだ?」
「お嬢ちゃんよ、命まで取ろうとは思ってねえんだ。あんたの親父さんが金さえ払えば、解放してやるつもりで……」
「ち、違うのよっ! も、もう……だめっ……!」

ジョロオオオオオッ!
少女がブルンッと大きく震えると、その足元にはみるみるうちに水たまりができていく。
白いドレスがみるみるうちに黄色く染まり、男たちは好奇の視線を送った。
「ひゅーっ! そうか、おしっこに行きたかったのかぁ! そりゃ悪かったなあ!」
「ははは! 縄で縛られてたら、そこで漏らすしかないもんなぁっ!」
「うう、えぐっ、えぐっ……!」
屈辱とおしっこにまみれた少女は、嗚咽を漏らすしかなかった。



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